新築時、書斎をつくることに大体嫁は反対します。
マイホームを計画するにあたって、書斎のような+αの空間(以下書斎とする)をつくるかどうかで迷っていませんか?
または、パートナーと揉めていませんか?
揉めた末に書斎をつくったはいいけれど、結局あまり使うことがなくなって物置になってしまうってことはよくある話です...。
そうなると想像できますね。奥様から「だからいらないって言ったのに。」という言葉が...。
「いや、ちゃんと活用するよ!」っていう方でも、反対を押し切ってつくった書斎は一生言われ続けますよ。夫婦喧嘩の時に、「いいよね、あなたには自分の部屋があって。」と...。
そうならないためにも、書斎のあり方を今一度整理してみましょう。
パートナーの理解を得つつ、満足できる書斎づくりについてご提案します。
ぜひ参考にしてみてください。
書斎の4つのタイプ
まずは書斎の種類についてです。
書斎は主に4つのタイプに分かれます。
- 単一用途のオープンタイプ
ひとつの用途に限定してつくられたオープンスペース - 単一用途のクローズタイプ
ひとつ用途に限定してつくられた個室 - 多用途のオープンタイプ
いろんな用途で使えるオープンスペース - 多用途のクローズタイプ
いろんな用途で使える個室
図にして、思いつく用途をなんとな~く振り分けてみました。
つくり方によって位置が変わってきますが、用途によってよくあるつくり方で振り分けています。
例えば、在宅ワークなら集中できる専用の個室。お子様のスタディスペースなら勉強の様子が見えるようにリビングダイニングにオープンで、多用途に使えるカウンタースペース。
では、それぞれのタイプのメリットとデメリットを見てみましょう。
タイプ別のメリットとデメリット
メリットとデメリットを理解した上で、パートナーと折り合いを付けるにはどのタイプがよいでしょうか。
パートナーの理解を得やすい書斎とは?
書斎づくりを考えるときには、今の自分の考えや想いだけでなく、パートナーのことやコスト面も考慮することが大切。
パートナーと上手く折り合いをつけよう
パートナーに一番よく思われない書斎のタイプは、「単一用途クローズタイプ」です。
このタイプは奥様からしたら、「何に使うの?」「この部屋ホントに必要なの?」「あなたの為だけにつくるの?」「こんなに広くする必要あるの?」「これつくるくらいなら他にまわしたい。」などと感じてしまいます。こんなこと言われたら耳が痛くなりますが...。
もし今、あなたがこのタイプの書斎をつくることをパートナーに反対されていたら、「オープンタイプ」や「多用途タイプ」に近づけられるか検討してみてください。
例えば、筋トレルームを作ろうとしているのを反対された場合、
筋トレルームとしてだけでなく、奥様のヨガスペースやお子様のピアノスペースなど、多用途なスペースにできないか検討するのです。
どこで折り合えるかをパートナーと話し合ってみてください。
コスパの良い書斎でみんなハッピー
坪50万円の家だった場合、2坪(4帖)の書斎をつくろうと思うとプラス
在宅ワークや没頭する趣味などの明確な用途があれば惜しくないお金のかけ方になりますが、なんとなくつくる書斎にはもったいない気がしませんか?
もちろん奥様からしたら全く面白くありません。
でも書斎は欲しい!っていう人はきっと多いはず。
であれば、少しでもコスパ良くそういう空間をつくりましょう。
では、コスパの良い書斎って何でしょう…。
それはずばり!「必要最小面積の多用途オープンタイプの書斎」です!
考えれば当たり前なのですが、まず面積が小さくて多用途に使えるほど、コスパが良くなりますよね。オープンタイプが良いのは、オープンだと面積を小さくしやすかったり、使う頻度が増えたりするからです。
☟こちらの記事で多用途オープンタイプの書斎事例をいくつかあげています。
その他にも、使ってない時期の子ども部屋を書斎にするのもあり。
何十年と住む家であまり使われないのが子ども部屋。実際は10年ほどしか使わない部屋になります。なので、使っていない時期は書斎として活用することもできます。
子ども部屋を「子ども部屋」に用途を限定するのではなく、「洋室」として可変的にみることで無駄なく家中を有効的に使えます。
最後に
結論
要は、特別な理由がない限り「多用途オープンタイプ」が一番良い。
最近では、一人の時間より家族の時間を優先する人が増えたこともあり、このタイプの書斎が増えています。
もちろん場合によっては他のタイプが良い方もみえます。
それでも反対を押し切って書斎をつくる場合
なかには、「いやいや、それでも個人的な書斎が欲しい」や「どう頑張ってもパートナーとの折り合いがつかない」っていう方もみえると思います。
そんな時は、書斎をつくるのと同じくらいの価値で、奥様が喜ぶものをマイホームの計画に取り入れてみてください。
そしたら少しは一生言われずに済むかも...。
以上、イチナでした~。
最後まで読んでいただきありがとうございました。